シェアハウスの概念

１ルームスタイルのプライベートとシェアハウスの楽しさを合体させた、都会人の理想の住まい欧米をはじめとする諸外国では、若者が家庭から離れて自立する際、日本のようにワンルームマンションや１Ｋのアパートなどの単身者用住宅を借りるのではなく、同年代の何名かが共同でマンションや一戸建て住宅を借りるのが一般的です。兄弟やもともと親しい友人同士で住む「ルームシェア」に対し、外部の事業者により管理・運営され、まったくの他人同士が住む施設を「シェアハウス」と呼びます。シェアハウスには大きく分けてマンション型、戸建型、自宅兼用型の３つのタイプがあります。

 

シェアハウスはフラットシェア、またはハウスシェアリングなどとも呼ばれ、日本でも90年代半ば頃からＴＶドラマやコミックなどのメディアを通じて紹介されてきました。今日では、欧米型の住文化として、日本でもかなり浸透してきた感があります。ひと昔前の風呂・トイレ共同アパートのように低価格な賃料だけが売りではなく、おしゃれなインテリアやハイスペックな設備を揃えたコンセプチュアルな物件が人気になっています。

シェアハウスとよく似た概念に「ゲストハウス」があります。この２つの用語は、日本では混同されて使用されることが多く、シェアハウス＝ゲストハウスという認識もあながち間違いではありません。ただし、より厳密に言えば、ゲストハウスはもともと外国人向けの安価な宿泊施設のことです。一般に、ゲストハウスには大型の施設が多く、10名前後から100名以上を収容できる大規模なものもあります。一方、シェアハウスは１物件に２~４名が標準的です。

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