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もし29歳サラリーマンがシェアハウス大家さんになったら

平凡な29歳サラリーマン・ヤマダくんは、いかにしてシェアハウス大家さんへの道を歩んでいくのか!? 限りなくノンフィクションに近いフィクションストーリー!

コンテンツ

第59話 ヤマダくん、感激する!

「その……、こんなことを申し上げるのはたいへん心苦しいのですが……」
 いつになく――というよりも、それなりに長いつきあいであるヤマダくんが初めて耳にする、妙に歯切れの悪い言い方だった。
「… 続きを読む

第58話 ヤマダくん、覚悟を決める!

「……そりゃまあ、あんたら当人の気持ちが一番大事なんだけどさ」
 そう言って、聞こえよがしなタメ息をひとつ。
「正直、あたしはあんまり賛成できないねぇ……」
 背中を向けたままそこまで言… 続きを読む

第57話 ヤマダくん、たじろぐ!

「この間のことは、本当にごめんなさいね……」
 テーブルに手を突いて深々と頭を下げてくる相手に、ヤマダくんは少々居心地悪そうに答える。
「いえ、まあ、済んだ話ですから……」
「そういうワ… 続きを読む

第56話 ヤマダくん、談判する!

 重苦しいような沈黙が、広間を支配していた。
『バーデン-K』のリビング――中央に掘りごたつが設えた、12畳敷きほどの板の間である。古民家再生シェアハウスに特有の、冬場は暖かく夏場はひんやりと居心地… 続きを読む

第55話 ヤマダくん、モヤモヤする……!

「…………なるほど。お話は、よくわかりました――」
 迷いを感じさせるしばしの沈黙ののち、ヤマダくんはやっと、それだけを口にした。
「ホントに申し訳ありません。私たちの目が届かなくて……」続きを読む

第54話 ヤマダくん、胸を撫でおろす

「それじゃ、お世話になりましたぁ〜!」
 無邪気な……というより、むしろ能天気と言ったほうがよさそうな、あっけらかんとした別れの挨拶だった。言ってることは殊勝なのだが、声音はいつもと変わらない、… 続きを読む

第53話 ヤマダくん、倒れる!?

 ピピピピッ、ピピピピッ……と軽やかな電子音が鳴った。
 ぼんやりした意識の中で、ヤマダくんはのろのろと手を布団から出し、咥えた体温計を口から抜くとデジタル表示を確認した。
 ――38.6℃。続きを読む

第52話 ヤマダくん、しみじみ思う……

「あ、イトウくん。そっちの皿、頼むわ」
 リビングとキッチンをせわしなく行き来しながら、ヤマダくんは、ちょうど通りかかった102号室のイトウくんに声をかけた。
「ふぁああい……」
 あくび… 続きを読む

第51話 ヤマダくん、狼狽する!

 玄関先の常夜灯がチカ……チカ……と点滅しているのが目についた。そろそろ寿命らしい。次に交換するときはLED電球に替えようか……と考えていたのを思い出し、ヤマダくんは内心ちょっと憂鬱になった。
 … 続きを読む

第50話 ヤマダくん、またもや不安……

 玄関のドアを開けると、ぷ〜ん、とカレーの匂いが漂ってきた。誰かの今夜の夕食だろう。食事を済ませてきたからよかったものの、さもなければ帰宅早々、空腹感に苛まれていたかもしれない。飯テロ、とかいう奴だ… 続きを読む

第49話 ヤマダくん、懸念する

「……では、改めましてぇ。みなさん、今後ともよろしくお願いしますぅ」
 キャピキャピと甲高い声質で、語尾を少し伸ばすような甘ったるい喋り方――いわゆる「アニメ声」という奴だろう――で、髪の長い20… 続きを読む

第48話 ヤマダくん、説得する

「こういうときに、こういうことはあまり言いたくないんだけど……」
 いかにも心苦しそうに、ヤマダくんは口ごもりながら言った。
「いや、もちろん、今すぐにどうこう、という話ではないんだけどね」… 続きを読む

第47話 ヤマダくん、策を練る

「――まさか、ここまでのことになろうとはね……」
 重苦しい沈黙を破って、ヤマダくんがポツリ、とつぶやいた。ヤマダくんの隣では、ワタナベさんが居心地悪そうにもぞもぞしている。『バーデン-H』のリビ… 続きを読む

第46話 ヤマダくん、案じる……

 2016年4月15日、午前6時――。
 寝不足気味の頭を抱えて、ヤマダくんは自室である101号室のベッドから這い出した。大あくびしながら、のそのそと洗面所へ向かう。
 と――リビングの方から、点けっ… 続きを読む

第45話 ヤマダくん、開業する!

「えー、それでは『バーデン-K』の新装オープンを祝って……乾杯!」
 緊張にかすれた声で、ワタナベさんが乾杯の音頭を取った。
「かんぱーい!」
 女性ばかりの華やかな声が口々に唱和する。そ… 続きを読む

第44話 ヤマダくん、決断する!

「ここを買うって!? ……しかも、居抜きで?」
 呆気にとられたように、ヤマダくんはオウム返しに言った。ややあって、かすれた声で先を続ける。
「…………それで、きみはなんて返事をしたんだ?」続きを読む

第43話 ヤマダくん、意表を突かれる!?

「……しかし…………今日でないとマズイの?」
 いかにも気乗りしないようすでヤマダくんが言う。言葉の端々に色濃い疲労がにじんでいた。昨夜もあまりよく眠れていないのだろう。
「ううん、マズイと… 続きを読む

第42話 ヤマダくん、またまたぼやく


「ついこないだ、国勢調査があったばかりなのに……」
 そんな、言わでもがなのセリフを口にしながら、ヤマダくんはリビングに集まったシェアメイトの面々に言った。
「こんどは例の『マイナンバ… 続きを読む

第41話 ヤマダくん、ぼやく

「ええと、こんなん……だったっけ……?」
 ぶつぶつとひとりごちながら、ヤマダくんは目の前の書類とノートパソコンのモニタとをためつすがめつしていた。
 封の閉じられていない封筒に収められてい… 続きを読む

第40話 ヤマダくん、反省する

「ふんふん……なるほどねぇ……」
 軽いといえば軽い、どころか、ほとんど無関心にも思えるくらい投げやりな口調で、ヤマダくんはたった今内見した物件をバッサリ斬り捨てた。
「まあ、悪くはないんで… 続きを読む

第39話 ヤマダくん、意見を変える

「………………ッ!」
 言葉にならない、かすかな低い呻き声が漏れる。
「へぇ………」
 感嘆とも、感動ともつかないつぶやき。目の前の建物を見上げながら、ヤマダくんは不思議な興奮を覚えてい… 続きを読む

第38話 ヤマダくん、背中を押される

「……」
 パラリ――と紙をめくる乾いた音がする。
「……………………」
 また、パラリ――。
 室内を覆う重苦しい沈黙の中で、その音だけがかすかに空気を動かしていた。
ややあっ… 続きを読む

第37話 ヤマダくん、落ち込む……

「できれば徒歩圏。最低でも、2駅区間内で探そうと思ってるんですけど……」
 ヤマダくんの言葉に、ワタナベ氏はうむうむと頷いてみせた。
「じっさい、探してみると、これがなかなか……」
「ま… 続きを読む

第36話 ヤマダくん、考え込む……

「2軒目……ですか?」
 オオシマ女史の言葉には、かすかに驚いたような響きがあった。
「ええ……いや、まあ、自分としてはまだ、時期尚早かな? と思ってるんですが……」
 語尾をモニョモニ… 続きを読む

第35話 ヤマダくん、絶句する!?

「まあ、楽にしてください」
 贅を尽くしたおせち料理がところ狭しと並んだテーブル越しに、お銚子を片手にワタナベ氏が話しかけてくる。
「は、はあ……」
 緊張に上ずった声音で生返事をするヤ… 続きを読む

第34話 ヤマダくん、衝撃走る!?

「メリークリスマス!」
 唱和と同時に、今夜ばかりは少々張り込んだスパークリングワインを満たしたグラスが、一斉に澄んだ音色を立てた。
 全員がグラスに口をつけ、無言で炭酸の刺激に咽喉を鳴らす… 続きを読む

第33話 ヤマダくん、戦慄する!?

「……そのときね、耳元でハッキリ聞こえたんだって。……『今から行くよ』って……」
 ボソボソとささやくようなかすれ声で、204号室のスギシタさんが語り終えた。凍りついたように無表情なまま――。
続きを読む

第32話 ヤマダくん、取り乱す!?

「……………………」
 何を言うべきか、どういうふうに話したらいいのか判断できないまま、ヤマダくんは無言で目の前の相手を見つめていた。
 H駅前の居酒屋――たまに、ハウスのメンバーや彼女であ… 続きを読む

第31話 ヤマダくん、途方に暮れる……

「で……?」
 なるべくキツい言い方にならないように気をつけながら、ヤマダくんは話の先を促した。
「なんつうか、つまりその……まあ、そういうことになっちゃってさ」
 照れくさそうに頭をご… 続きを読む

第30話 ヤマダくん、動揺する

「それじゃ、お疲れさま〜〜カンパーイ……」
 あまりやる気の感じられない乾杯の音頭に、居並ぶメンバーもお義理のように唱和する。
「乾杯……」
 お互いにグラスをぶつけることもなく、めいめ… 続きを読む

第29話 ヤマダくん、別れの朝

「……それじゃ、お元気で」
 吹っ切ったつもりではいたにもかかわらず――ヤマダくんの口から出た声は、妙に湿っぽいものだった。寂しくない、といえばウソになる。ましてや、不安がないなどとは口が裂けて… 続きを読む

第28話 ヤマダくん、気に病む

「じゃあ、来週の金曜日の夜……で、いいんだね?」
廊下で話している電話の声が、リビングまで漏れ聞こえていた。
「ウン……ウン、ああ、わかってるよ」
どことなくぶっきらぼうな、そのくせ親… 続きを読む

第27話 ヤマダくん、不安がよぎる

「ただいま〜。いやあ、ひどい目にあったよ……」
 その日――4日ぶりの帰宅のあいさつもそこそこに、アオノさんは盛大なタメ息をついた。
「お帰りなさい。ご無事で何よりでした」
 玄関口で出… 続きを読む

第26話 ヤマダくん、一件落着?

「……やれやれ、だな」
 ホッと息をつきながらヤマダくんがそう言うと、
「ホント、やれやれ、ね……」
 ワタナベさんも調子を合わせる。ちょっと前までのトゲトゲしい雰囲気はなくなり、どこと… 続きを読む

第25話 ヤマダくん、一触即発!?

「……言えないんでしょ?」
 聴いているだけで耳の中がチクチクしてくるような、じつにトゲトゲしい口調だった。
「………………」
「……わたしから言ってあげてもいいんだよ?」
「……い… 続きを読む

第24話 ヤマダくん、嵐の予感?

 カラカラ――ッ。
 何気なく、バスルームへ続く脱衣所のアコーディオンカーテンを開けた瞬間――ヤマダくんは反射的に叫んでいた。
「あッ……し、失礼しました……!!」
 目の前にあったのは、… 続きを読む

第23話 ヤマダくん、復活の兆し……!?

「……えー、では、改めまして」
 すでにアルコールが入っているせいか、少々呂律の怪しい口調でヤマダくんは言った。
「われらが『バーデン-H』の、再出発を祝って……」
 言葉を切って、テーブ… 続きを読む

第22話 ヤマダくん、ひたすら耐える!

 プルルッ……と固定電話が鳴りはじめた瞬間、ヤマダくんはビクッと身をこわばらせた。
受話器に伸ばす手が、いかにも嫌々といった動きだった。
 受話器を取ってからも、すぐには口を開かず、耳に当て… 続きを読む

第21話 ヤマダくん、決断する!?

「あなたに非はない――と、私も思っているんですが……退去していただけませんか?」
 言いにくそうに口を開いたヤマダくんに、「彼女」はぴしゃりと言い返した。
「いやです」
「あ、いや、その… 続きを読む

第20話 ヤマダくん、追い詰められる!!

「ヤマちゃん。ちょ〜っと、いいかな………?」
 その日、会社から帰ったヤマダくんを待ちかまえていたように――じっさい、待ちかまえていた… 続きを読む

第19話 ヤマダくん、板ばさみ!?

「では、今のサカグチさんのご意見に賛成の方は……?」
 ヤマダくんが周囲を見回しながら、おそるおそる採決の声をかけた。
 沈黙………重苦し… 続きを読む

第18話 ヤマダくん、会議を開く?

「うーん…………これは、たしかに……」
 苦りきった表情でヤマダくんが控え目に同意を示すと、
「でしょう? やっぱり、誰が見てもそ… 続きを読む

第17話 ヤマダくん、気を回す!

「こりゃ、ないよな」
 テレビの画面に向かって苦笑まじりにヤマダくんが小声でツッコミを入れる。
「マジ、ありえねぇっすよね〜」
 少し離れたソファから合いの手を入れたのは、103号… 続きを読む

第16話 ヤマダくん、またもや悩む

 「うぅぅーーーーんんん…………」
 地の底から響いてくるような、獣じみた唸り声を上げているのはヤマダくんである。
「&h… 続きを読む

第15話 ヤマダくん、テンパる!

「はい、そっちのテーブルに取り皿回してあげて!」
「あ、そこの隙間、詰めて詰めて」
「そっちのほう、座布団足りてる?」
「えっと、コップは全員行きわたったよね?… 続きを読む

第14話 ヤマダくん、審査する!

「とりあえず、最初はそちらで黙って見ていてください」
「……はぁ」
「私の方でひと通り質問しますから、それが終わってから、もし何か補足するようなことがあれば… 続きを読む

第13話 ヤマダくん、点検する!

「…………わぁ!」
 玄関から一歩足を踏み入れた瞬間、ワタナベさんの口から歓声が漏れた。
 声にこそ出さないが、ヤマ… 続きを読む

第12話 ヤマダくん、プランニングする!

「浴室のカラン……は、まあいいとして、シャワーはどうしたもんか……?」  カリカリ、トントン、パラパラ、ガシガシ――。  つぶやきとともに、いろいろな音が… 続きを読む

第11話 ヤマダくん、契約する!!

「えーと、収入印紙に……実印に……」
 ゴソゴソとブリーフケースの中身を確認しながら、ヤマダくんがひとりごちた。
「よし、と。……これで大丈夫…&… 続きを読む

第10話 ヤマダくん、内見する!

「新築……ですか?」
 ワタナベ氏は、やや意表を突かれたように訊き返した。
「はい。考えてみれば、そもそもの出発点はそこでしたから……」
 ヤマダくんはワタナベ氏… 続きを読む

第8話 ヤマダくん、招待する!

 ザクッ、ザクッ、ザクッ……。


 路面にへばりつくように凍結している雪を、先端の平たい雪かき用のシャベルでこそげ取りながら、ヤマダくんは、ふう、と小さく息をついた。
 午… 続きを読む

第7話 ヤマダくん、緊張する!!

「ま、楽にしてくださいよ」
 にこやかにビール瓶をこちらに突き出す初老の男性を前にして、ヤマダくんはガチガチに緊張していた。グラスを握る手が細かく震え、男性が注いでくれるビールをこぼしてしま… 続きを読む

第6話 ヤマダくん、中だるみ?

「はい。はい……かしこまりました! では、本日中に……」
 そういって電話を切り、デスクトップ上で作成途中の書類に戻ろうとしたとたん、息つく間もなくヤマダくんの前の電話が… 続きを読む

第5話 ヤマダくん、ドギマギする

「ね。今からヤマダさんのお部屋に行ってもいい……?」
 そういって、ワタナベさんはヤマダくんのほうをいたずらっぽく見た。グラスを数杯重ねた酔いでほんのり頬を染めているが、口調はわ… 続きを読む

第4話 ヤマダくん、体験する?

「……短い間ですが、なにぶんよろしく!」
 そういって、ヤマダくんは頭を下げた。リビングでくつろいでいた6人ほどの若者たちは、それぞれの反応で歓迎の意を表した。にっこり笑って「よろ… 続きを読む

第3話 ヤマダくん、申し込む!

「マイホームをタダで手に入れる……?」

 しつこいマンション販売営業のセールストークをヒントに、「家賃収入でローンを返済する」という裏ワザの存在を知ったヤマダくん。いろいろ… 続きを読む

第2話 ヤマダくん、大いに悩む

 ふいに、デスクの電話が鳴った。ひと呼吸おいて、内線のコールランプが点滅するのを確認し、ヤマダくんは受話器に手を伸ばした。

「ヤマダです」
「××不動産とおっしゃる方から… 続きを読む

第1話 ヤマダくん、一念発起!?

 なにも、やけくそになっていたワケじゃない。

 後になって、ヤマダくんは何度もそう自分に言い聞かせることになる。「もののはずみ」と言おうか、「売り言葉に買い言葉」と言おうか、とにかく、あ… 続きを読む

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